映画「商店街な人」上映会+フューチャーセッションin都庁(主催:T2S=Tokyo Think Sustainability・映画「商店街な人」上映フューチャーセッション推進実行委員会)に参加しました。
―「商店街な人」は、大田区蒲田が舞台。羽田空港ハブ空港化・国際都市おおた・かつての映画の街。しかし京浜急行電車は蒲田を通過。そこで蒲田に外国人観光客を呼ぶために街の人が動き出した。
イベントの開催・研究会、そして映画制作。この映画自体が、街の人たちが創った映画のようなものなのです。
なぜ商店街「の」人ではないの?
「商店街って まちの1つなんです
まちって ひと だと思うんです
いろんな ひとの支えや ひとの元気が
商店街な人 なんです」(映画「商店街な人」情報クリップ より)
というように、商店街・街=人 という考えのもとに創られた映画であると感じました。また、後半のセッションでもキーワードは「ひと」でした。
「地域振興・情報提供のためにこの映画を創りました。いろんな人が見て、自分の町に置き換えて考えられたら」(高橋和勧監督談)
「私は何かをする時に、自分だったらこうする、私はこう考えるというようにしています。街づくりを考える時に一番良い形は協働=いろいろな人が力を合わせていくことだと思います」(事務局・菊地真紀子理事談)
上映後、参加者がグループに分かれて地域活性化について語り合いました。福島から東京に出て来て支援活動をしている貝沼 悠さんは、「3.11を経験して、何をするにも一番大事なのは人の繋がりだと思った」と話していました。
その他の参加者の発言にも共通していたのは、「ひと」「つながり」でした。地域が元気になるためには商店街の存在も欠かせません。古くからある商店街も、新出店者も地域住民も一緒になって街を創る。また、地場産業や農漁業も同じように考えられるのではないでしょうか。
映画「商店街な人」は、最適なモデルケースでもあると感じました。
【写真・文=宮沢さかえ】